本日cooksは逸子さんという方の家に取材に来ました。
逸子さんが日常的に息子2人のお弁当に作ってこられたレシピを教えていただくことに。
35年間夫婦共働きの中、息子2人を育ててこられた逸子さんのレシピは究極の時短料理!
「男の子はがっつり食べるからいっぱい作らないといけないし、味も濃くないと食べてくれない 」ということで教えていただいたレシピは10品。
お邪魔したときにはすでにバットに、下準備ができた食材が並んでいました。
早速、コンニャクを乾煎りするところから。
通常、コンニャクは下茹でし、臭みを取りますが、
炒め物の場合乾煎りするだけでOKだということです。
時短テクニック!
コンニャクの切り方にも工夫があり、削ぎ切りのように斜めに包丁を入れることで、
コンニャクの向きを変えずに切ることが出来ます。
あっという間に、「コンニャクのピリ辛炒め」が完成。
薄いところと肉厚のところができる切り方で、より味が絡まっていました。
驚いたのは、10品中の7品が同じフライパンで調理されたことです。
↑上の画像は、大豆を揚げているところ。
揚げ物もフライパンでします。
時短テクニック
《白髪ネギは器具で時短》
櫛のような器具であっという間に白髪状。
この器具、最近は100均でも売っているようです。
時短テクニック
《きゅうりの薄切りはスライサーで》
時短というよりは、スライサーでしか実現できない食感が生まれるのだそうです。
cooksもお手伝いしながら教えていただきます。
ごますり。
オクラ輪切り。
中でも盛り上がったのが
「茄子のみな殺し」。
ネーミングがいいです。
桃井かおりが命名したというこのレシピ。
茄子に塩をふって…
↑「ハイ、握り殺しま〜す。」
しょうが、みょうが、しょうゆで和えて完成。
簡単にできる漬け物です。
なによりテンション上がります。
〜出来上がった品々〜
「塩きんぴら」
きんぴらごぼうというと、しょうゆとみりんで甘辛く炊いたのが主流ですが、逸子さんのきんぴらは塩味。
幼少の頃から食べていたので、きんぴらごぼうはコレだと思っていたのだそう。
炊かないので、ごぼうのシャキシャキした食感そのままで、ごぼう本来の味を楽しめるレシピです。
「万願寺とうがらしとおじゃこの炒め物」
ピーマンの代わりに、逸子さんの畑で採れた万願寺とうがらしを使用。
熟れてくると次第に赤色になってきて、見た目も鮮やかです。
「レンコンとさきいかの炒め物」
職場の同僚に教えてもらったというレシピ。
「きゅうりとおあげの胡麻酢みそ和え」
おあげは油抜きという下処理なしの時短術。
フライパンで焦げ目が少しつく程度に焼きます。
壇一雄いわく「油抜きは油揚げをいじめること」だそう。
「大豆とおじゃこのカラカラ♪揚げ」
残って古くなった揚げ油を利用して作る料理だそう。
「蛸とおくらとレモンの和え物」
酢ではなく、レモンを使うというのがポイントだそう。
おくらのねばねば感を出すには、お箸ではなく、手で和えるのが一番良いそうです。
「ゆで豚と白髪ネギの和え物」
すりおろしたにんにくが効いた味。
味付けはしょうゆ、酒と、辛口ラー油がポイントです。
「手羽元とレモンのスライス煮(ゆで卵入り)」
調理中、圧力鍋でいつのまにか出来ていた一品。
ゆで卵も、白身さえ固まれば殻を剥いて鍋に投入すればOKだそう。
約1時間半の間にできた10品です!
教えていただきながらの1時間半なので、普段の調理時間はもっと短いことと思います。
逸子さんの作る食卓から見えてきたこと。
驚くほどの手際の良さと、
甘い辛い酸っぱいを混ぜたよく考えられた献立であること、
何より料理のボリュームにびっくりしました。
近所に住む逸子さんの友人2人も加わっての食事会となりました。
よく飲み、よく食べ、最後は逸子さんが大好きだという餡子の和菓子を頂きました。
「餡子を食べている時が一番幸せ!」 by逸子さん
ほんとうにありがとうございました。
神戸の出張では、この中から2品を作る予定をしています。
mugi